AGAとフケ、脂漏性皮膚炎の関係性(実体験含む)
AGAの人はフケが大量に出る?
AGAの抜け毛が気になる人はフケも同時に多いから、AGAの症状は抜け毛とともにフケも出ると思い込んでいる人がいますが、実際はまったく無関係です。AGAは「抜けなくて良い髪の毛が抜けてしまう」だけです。
ではフケが出る原因は何なのでしょうか?
フケは脂漏性皮膚炎、抜け毛も脂漏性皮膚炎
フケが大量に発生する、恐らく脂漏性皮膚炎でしょう。実際私も3年ほど脂漏性皮膚炎を放置してしまい、どんどん髪の毛が抜けていきました。
脂漏性皮膚炎の症状
- シャンプー直後もフケが発生する
- 頭皮が痒くて掻いてしまう
- 髪の毛が自然とパラバラ抜けていく
- 結果薄毛になっていく
実際私が脂漏性皮膚炎になって毎日大量のフケと抜け毛があり、どんどん髪の毛の量が減っていった時期がありました。
脂漏性皮膚炎でフケと抜け毛が増えるメカニズム
頭皮にいる常在菌、マラセチアが増殖することで頭皮の新陳代謝が異様に早まってしまい、頭皮がフケとなって剥がれ落ちていきます。これが脂漏性皮膚炎でフケ発生と抜け毛増加のメカニズムです。自分自身の体調の変化ではなく常在菌による代謝異常なんですね。
で、どれくらいフケとして頭皮が剥がれていくかというと、無限です。無限にフケがポロポロと落ちていきます。大袈裟ではなく、髪の毛をパサパサと手で叩くようにすると無限にフケが落ちていきます。
さらに新陳代謝は頭皮だけでなく毛根にも影響し、髪の毛が通常よりも早く抜け落ちます。AGAとはメカニズムが違いますが、常在菌マラセチアによる頭皮の新陳代謝促進により脂漏性皮膚炎も抜け毛が増えるのです。
脂漏性皮膚炎を治療するとフケと抜け毛が止まる
脂漏性皮膚炎の治療方法はマラセチアに効果があるケトコナゾールローションを頭皮に直接塗ります。これでほとんどの人が改善します。同時にフケがピタリと止まり、抜け毛も止まります。
もしフケが止まらず抜け毛もシャンプー時以外で大量な場合は脂漏性皮膚炎の可能性が非常に高いです。というよりもほぼ確実に脂漏性皮膚炎でしょう。皮膚科に行けばすぐに薬を出してもらえます。
AGAの人の3割が脂漏性皮膚炎を併発している事実
AGAによって脂漏性皮膚炎になってしまうわけではありませんが、AGAの人の3割が脂漏性皮膚炎を同時に発症していることがわかっています。私は脂漏性皮膚炎とAGAのタッグだったのです。
しかしながら、たった3割程度。AGAの人が高確率で脂漏性皮膚炎になるわけではありません。
私の脂漏性皮膚炎治療とAGA治療
まず最初に脂漏性皮膚炎の治療をしました。半年、1年経過し、もう髪の毛も生え揃って良いのではないかと思っていましたが頭頂部やM字ハゲ部分は相変わらず・・・。結局AGA治療を開始すると半年で薄毛部分が髪の毛で埋まっていくわけです。
もしAGA治療を先にしていても脂漏性皮膚炎を知らず放置していたら、AGAによる抜け毛は止められてもマラセチアによる抜け毛は止まりません。フケと抜け毛が気になるならまず最初に脂漏性皮膚炎の治療をしましょう。
フケと抜け毛が出ているならまず脂漏性皮膚炎の治療から始める
AGAと脂漏性皮膚炎を併発している場合はまず脂漏性皮膚炎の治療を最優先に。脂漏性皮膚炎による抜け毛のスピードはAGAの抜け毛スピードは比較にならないほど早いためです。その後AGA治療としてフィナステリドを最低半年飲み続けると、多く人が薄毛を改善できるはずです。
脂漏性皮膚炎は再発を繰り返す
脂漏性皮膚炎は体質によるものが多く、何度も繰り返します。シャンプーしたのにフケが出始めたな・・・と思ったら脂漏性皮膚炎が再発している証拠。
原因は食生活やストレスなどと言われていますが革新的な原因はわかっていません。
脂漏性皮膚炎用シャンプーを日頃から使う
脂漏性皮膚炎はケトコナゾールのローションを塗って頭皮で増えすぎた真菌のマラセチアを殺菌していきます。
最近はシャンプーにケトコナゾールを配合した商品が海外で発売されています。日本では薬事法関連のハードルがあるため一般販売はされておらず、たまにAGAクリニックがケトコナゾール配合シャンプーを販売しています。
私は個人輸入サイトでケトコナゾール配合のシャンプーとコンディショナーをまとめ買いしています。軽度な脂漏性皮膚炎であればこのシャンプーを使うことで増えすぎたマラセチアに対応できます。
脂漏性皮膚炎の再発防止や、そもそも脂漏性皮膚炎の治療のためにケトコナゾール配合シャンプーは必携でしょう。