ブラシで頭皮を叩くのは抜け毛の原因に
育毛剤をつけて頭皮をブラシでトントンと叩くのは昔からオヤジがやっていたな、という記憶が誰にでもあるのではないでしょうか。テレビでもよく見かけたことがあると思います。しかしこれが育毛にとっては逆効果であることがわかっています。
頭皮に刺激を与えすぎている
ブラシでトントンと頭を叩くという行為は頭皮に刺激を与えて血行を良くする、というイメージがありましたが、血行は良くならないどころか刺激が強すぎて毛根にダメージを与えている可能性が非常に高く、これが育毛効果としてはほぼないであるというのが現在の育毛の世界での定説になっています。
さらにはトントンと叩く行為によって頭皮が傷ついて炎症を起こしてしまい、そこから皮脂分泌量が増えたりフケが増える、痒みも当然増える可能性が高まります。ブラシで頭皮を叩くことによって、細かい点が頭皮に刺さるようになり、内出血などの可能性が非常に高くなります。これでは血行促進もなにもありません。また、育毛剤の浸透を助けることもありません。
こうなると頭皮の環境が悪化して脂漏性皮膚炎や粃糠性脱毛症のような状態になって抜け毛が始まる可能性も否定できなくなってしまいます。
頭皮マッサージは手で頭皮をズリ動かすイメージで
ブラシで頭皮を叩くという行為は、頭皮にとって強すぎる刺激であり、マッサージではありません。頭皮マッサージというのはかなり繊細でもある頭皮を動かすようにして行うもので、物理的な刺激を与えるものではないのです。
頭皮に物理的刺激を与えるのではなく、揉みほぐすというのが育毛における頭皮マッサージの鉄板です。このとき、頭皮に手をあてて、頭皮を擦らないようにして頭皮自体を頭蓋骨からズラすようにして動かします。
指や手と頭皮の摩擦は極限まで減らして、頭皮だけを動かします。こうすることで、頭皮自体が柔らかくなって、血行がよくなり、結果として育毛に繋がります。ポイントは頭皮を痛めずに優しくマッサージすることです。
ブラシについては髪の毛を梳かすもの、という使用用途のみ使えばよいでしょう。
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