毛穴に皮脂汚れが詰まって脱毛

シャンプーは皮脂汚れなどを落として毛穴をスッキリさせるものというイメージが強いと思います。実際シャンプーは頭皮を清潔に保つためのもので、毛穴のつまりは脱毛の原因のひとつにもなっています。これは若くても普通に髪の毛が抜けたり健康的に育ちにくい原因にもなっています。

毛穴に皮脂汚れが詰まるとどうなるか

厳密にいうと毛穴に汚れが詰まった状態で誰もが髪の毛がポロポロ抜けていくことはないでしょう。ほぼシャンプーをしなくても毛が抜けない人もいるからです。例えば髪の毛をシャンプーで洗う習慣のない地域の人たちや日本でもホームレスの人がお風呂に入れなくても毛がしっかりとあるこを考えると、毛穴に詰まった皮脂を絶対に落とさないといけないというわけではないのです。

毛穴に詰まった皮脂が引き起こすもの

毛穴に皮脂がたまることによって、毛穴が詰まって汚れが溜まります。毛穴からは絶えず皮脂が分泌されているので、そこで炎症が起こる可能性があります。これはニキビなども一緒ですね。これによって髪の毛が抜けやすくなる可能性が高まります。

皮脂というのは時間が経つと酸化しますので毛穴に詰まらなくても痒みの原因にもなります。引っ掻いていれば当然髪の毛も一緒に抜けます。

頭皮がベタついていてもハゲない

ハゲの人の頭皮はいつもテカテカしていて脂っこいというイメージがあると思います。だから皮脂がすごく出る夏場などは特にシャンプーで皮脂をごっそり落としてすっきりすることで抜け毛が防げると勘違いしやすいですが、実際はベタベタしていることが抜け毛の原因になるということはほとんどないようです。だとしたら、全身脱毛で体の毛穴をつまらせれば抜け毛が増えて脱毛できることになってしまいますが、実際にはレーザー脱毛などで脱毛するしかないわけです。

頭皮がテカテカベトベトしてるようにみえるのは髪が薄いから

ハゲの人は髪が薄くさらに頭皮が白くなくなっていて肌色になっているため、汗をかけばそのままテカテカと光を反射してしまいます。これだけでベタついているようなイメージがつきやすいのです。しかし普通に頭皮が白くて髪の分け目などから汗をかいているのが見えてもただの汗だなとわかると思います。

ここがまず薄毛の人がたまたま頭皮に汗をかいているということなんですが、やはり皮脂が毛穴に詰まるのは頭皮の健康上良いこととはいえないのでちゃんとシャンプーして余分な皮脂だけとるようにしたいものです。

皮脂が多い場合は皮膚科受診も必要

基本的に皮脂が原因で抜け毛が増えることはないですが、稀に脂漏性皮膚炎などのような場合は炎症によって抜け毛が増える可能性があります。とにかく皮脂分泌量が異常なまでに出ている場合は皮膚科を受診したほうが良いでしょう。過剰すぎるものは皮脂だけでなく全てにおいてよいことではないため、皮脂が多くて気になる場合は皮膚科へ。

それでも皮脂分泌は自分が気にしているだけで、実際は正常である、という場合がほとんどなので、不安を取り除くためにもお薦めです。皮脂が多い人は食事が脂っこいものばかり食べている場合と、シャンプーで皮脂を落としすぎている可能性がとても高いです。この場合は食生活を改善していって、シャンプーも育毛シャンプーに切り替えることによって余分な皮脂のみを落として頭皮を清潔にすることが可能です。

毛穴の汚れはシャンプーで適度に落とす

毛穴の汚れをゴッソリ落とすというイメージが強いですよね。男性向けのスカルプ系シャンプーは爽快感もあり脱脂力が強いので本当に毛穴の汚れが取れます。ただし必要な皮脂までも一気にとってしまうのは危険です。

体は足りないものを補う働きがあるので、頭皮を保護する皮脂が無くなってしまえば補うようにしてさらに分泌するためベタベタしたりフケが出たりします。これでは頭皮環境が正常であるとは言えません。

一般の安いシャンプーではなくしっかりとしてアミノ酸系育毛シャンプーを使う

安いシャンプーは合成界面活性剤という脱脂力が高い危険な成分を使っています。価格も安く洗い上がりがさっぱりするので一般的には数百円で買えます。ただし前述のとおり皮脂を取り過ぎたり頭皮への刺激が強すぎて育毛の観点から言うと使ってはいけないシャンプーになります。

頭皮と毛穴のことを考えるとどうしても洗浄力と頭皮安定性のバランスが良いアミノ酸系シャンプーがお薦めです。価格は高くなりますが、余分な皮脂のみをおとして頭皮のバランスを安定させます。さらに育毛シャンプーの場合は抜け毛を防いで髪の毛に良い成分が配合されていたり、育毛剤の浸透を助ける効果もあるため、皮脂と抜け毛で悩んでいる方には最適なシャンプーです。高いと言っても1日80円程度のコストですのでハゲるよりは育毛シャンプーを使ったほうがよいでしょう。

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