iPS細胞で毛包を含む皮膚組織作成に成功AGA完治の見込みは高い
iPS細胞で毛包だけでなく皮膚組織が作成成功
iPS細胞が山中教授のノーベル賞受賞によって日本だけでなく世界でもてはやされた頃、いきなり毛包を作ることに成功し、AGAを含む薄毛や脱毛症の治療が今よりも確実にできるようになる未来が見え、薄毛、ハゲの人たちは歓喜していました。
しかしそれからずっと進展がありませんでしたが、2016年4月に入り、理研によって毛包、そしてその周辺の皮膚組織すべてを作り出すことに成功しました。要するに、今までは毛包だけできたってそれをどうやって薄毛対策に使うのか、というまだ未来のイメージしかできていませんでしたが、今回は皮膚という最も複雑な組織自体を作れだしてしまったというから驚きです。
マウスの毛周期は通常の毛周期と同じだった
マウスにiPS細胞で作られた皮膚組織を移植してみると、3ヶ月はガン化すぜに定着。そして毛も生えてきた、さらには20日周期のマウスの毛周期通りに抜けて生えてを繰り返したというからすごいですね。
移植した後に皮膚部分を調べると、毛包器官内に毛包上皮性幹細胞や毛乳頭細胞が正常に再生されたことが確認できました。
さらには毛包に付随する立毛筋も適切な位置に配置されていることがわかった。
こうなると、そもそも毛包がなかった部分に皮膚移植することによって、毛を生やすことが可能になるということです。AGAの場合はDHT生成の毛穴部分をカットするかして、一気にすべて皮膚移植することによってiPS細胞の発毛手術ができるようになるということです。
AGAではない先天性の脱毛症や事故による毛包の欠損を補う手術に使われることは当然ですが、今後薄毛治療の外科手術が一気に広がる可能性があります。アートネイチャーなどはどうなるか気になりますね。自分の髪の毛が植毛以上にナチュラルにできるようになりますし、今後育毛手術系はAGAによって一変する可能性があります。