髪の毛の成分
髪の毛自体は毛乳頭からどんどん細胞分裂していくようにして伸びいていきます。髪の毛の成分を理解することでどんな栄養素が髪の毛に必要かが理解できます。特に食事や育毛サプリを摂取する上で重要と言えます。
髪の毛の主成分はケラチンたんぱく質
髪の毛の主成分はケラチンたんぱく質です。ケラチンというのは数種類のアミノ酸が結合したものを言います。なのでアミノ酸の摂取が髪の毛を作り出すという感じで捉えておくとよいでしょう。実際には摂取したものがそのまま髪の毛になるわけではないですが理解する上では重要です。
ケラチンを構成する主な成分はシスチン、グルタミン酸、アルギニンなどがあります。これらは育毛サプリメントにほぼ確実に配合されています。
ケラチン以外の成分としてはメラニン色素があり、これが髪の毛の色を作っています。黒いのはこのメラニンのお陰で、白髪になるとメラニン色素が不足している、生成されなくなっているということを意味しています。またメラニン色素は皮膚にもありシミを作り出しています。肌にとっては嫌がられますが髪の毛にとってはとても大切なものです。
また鉄や銅などの金属成分も含まれています。亜鉛サプリメントなどには同時に銅が配合されている場合があります。亜鉛の過剰摂取によって銅の吸収が悪くなってしまうことと亜鉛摂取は髪の毛の薄毛対策の場合もあると考慮してのことなのでしょうか。何にしても銅が配合されているサプリメントは助かりますね。
髪の毛は死んでいる細胞
髪の毛を構成している成分は上記のとおりですが、実際には髪の毛は死んでいる細胞なので髪の毛自体に栄養補給するのではなく頭皮に栄養を与えることが重要となります。
栄養を受け取った毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことによって髪の毛は伸びていきます。十分な栄養素が毛母細胞へ届かない場合は当然髪の毛は元気よく伸びてくることはありません。