フィナステリドの半減期と血中濃度の安定性

何時間で体内からフィナステリドがなくなるか

フィナステリドを服用してから1.2~1.4時間で血中濃度がピークを迎えます。

急速に血中濃度が高まったあと、フィナステリドが血中から半分の濃度になるまでに6~8時間かかります。つまりフィナステリドを服用してから6~8時間後に血中のフィナステリド濃度が半分に下がるということです。

医学の世界では薬を飲んでから成分が半分になる時期を半減期と良い、徐々に体から薬が減っていきます。

毎日フィナステリドを服用すると一定濃度をキープする

フィナステリドの半減期がたった6~8時間であれば、24時間以内にフィナステリドの血中濃度が下がることを想定すると1日1回の服用で途切れずにジヒドロテストステロン生成を抑制できるのか、と疑問に思いますよね。

これについても研究が進んでいて、毎日継続的にフィナステリドを服用していると、3日程度で体内のフィナステリド血中濃度は一定をキープすることがわかっています。

ということは、フィナステリドを服用してから8時間で血中濃度は半減してしまうものの、継続して服用していると一定濃度を維持することができるということです。

ザガーロ(デュタステリド)の半減期

フィナステリドと同様にジヒドロテストステロンを生成させないようにするザガーロは、フィナステリドよりも効果が1.5倍ほど強い半面副作用も出やすくなるとして利用を迷う方がいます。ちなみに私はザガーロを使うきはなく最初からフィナステリド一択でした。

フィナステリドの半減期は6時間前後であのに対し、ザガーロは2週間です。あり得ないほど長く血中にザガーロが残り続けます。これはフィナステリド比較にならないほど安定した血中濃度維持効果が期待できますが、同時に副作用もフィナステリドよりも高い頻度で出ます。

効果と副作用を考えてフィナステリドかザガーロを選ぶと良いでしょう。

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