髪の毛が生えて成長し抜けるまでの過程からAGAを読み解く

細い産毛から立派な髪の毛になる成長を考える

元々髪の毛は薄く細い産毛として生えてきて、成長過程で太く濃くなっていきます。髪の毛は1ヶ月で1~2cm伸び、1日で100本前後抜けていきます。

AGAは産毛で生えてきても太く成長する前に抜け毛シグナルにより抜け落ちてしまうため、全体的な髪の毛の量が徐々に減っていき薄毛になるのです。正常な抜け毛本数は1日100本前後ですが、これを超えるとAGAの抜け毛の可能性が出てきます。

そのため、毎日シャンプーの際に100本以上の抜け毛がある場合は注意し、若くてもAGA治療をすべきかもしれません。

AGAは髪の毛が育つ前に抜け落ちるスピードサイクル

毛周期と言われる髪の生え変わり。これがAGAの場合はとても早いため、細く生えてきた産毛が太くなる前に抜けていき薄毛になります。

  1. 通常、髪の毛は成長期(2~6年間)の間髪の毛が伸び続けます。
  2. 続いて成長期から休止期へ以降する移行期が2~3週間かかります。
  3. そして休止期となり、髪の毛が成長を止めAGAとは関係なく髪の毛が抜けていく時期が訪れます。

AGAになると、最長で6年間も成長する「成長期」が数週間程度にまで短くなり、どんどん抜けて頭皮から髪の毛が少なくなっていきます。

詳しく言えば、頭皮にある受容体とジヒドロテストステロンが結合し抜け毛シグナルが出るため、どんな状態の髪の毛であっても抜けていきます。頭皮にも受容体がない部分があり、後頭部と側頭部にはほぼ受容体がないのでAGAの人でも後頭部と側頭部がハゲることはほぼありません。

正常な毛周期は後頭部と側頭部でだけ回っていると解釈してOKです。本来は頭頂部や生え際もこれらと同じくらい髪の毛が生えていたので、フィナステリドを飲めば後頭部や側頭部に近い毛量を取り戻すことも可能です。そのためには1日でも早くAGA治療をする必要があります。

AGAによる毛周期の短縮はフィナステリド以外では止められない

数年間は続く一定の毛周期は、AGA発症によって数週間もしくは数日で回転し始めます。するとどんどん抜け毛が増えて気づいたら薄毛が目立つようになります。

抜け毛を止める方法として、ネットやテレビでは生活習慣を整えたり、刺激の弱いシャンプーに変えたり、育毛剤を塗布したり、と色々情報が出てくるものの、AGAにはすべてまったくの無意味で、無駄なことをするなら月数千円でフィナステリドを服用するだけで対応可能です。

規則正しい生活習慣を続けたり、タバコをやめたり酒をやめたりする必要は一切なくフィナステリドを飲むだけで抜け毛が減り、髪の毛が成長期をしっかりと最大6年間続けてくれて、毛量が増えて薄毛が改善されます。AGAにとって生活習慣や飲酒・喫煙、運動や睡眠などはまったく関係ないのです。

民間療法的な記事やテレビ番組を見るたびに、「そんなことでAGAハゲが治ったら皆フサフサだろ」と突っ込んでいます。フィナステリド以外でAGAの抜け毛が改善することはまずあり得ないので、無駄な努力とコストをかけるのをやめてフィナステリドを1日でも早く飲みましょう。

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